現在3歳(♂)と7歳(♀)子育て中です。
両親が遠方在住、夫も単身赴任という状況のため、平日は仕事をしながら1人で子育てをしているいわゆるワンオペ育児です。
その上、高齢出産で疲れやすく、2歳児のイヤイヤ期も始まりなんだか訳が分からない状態になっています。
そんな私が日々を乗り切れているのは、ここぞと言うときにベビーシッターさんに助けてもらっているからです。
5年以上いろいろなベビーシッターサービスを利用してきて、もうシッターさんなしの生活は考えられないほどです!
私が産後やワンオペ育児で心身共に余裕がなくてイライラが止まらなかったとき、どれだけシッターさんに助けられたか。
子育てのプロに一時的に育児を手伝ってもらうことで、親にも子供にもとってもメリットがあることをもっともっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
ベビーシッターの利用を躊躇する5つの「思い込み」
ベビーシッターを利用してとてもよかったので、何度かママ友にすすめたことがあります。
しかし、私がどんなにベビーシッターよかったよ~と言っても、利用を躊躇する人が多いようです。
今までベビーシッターを利用したことがない家庭が、実際に初めての利用に踏み切るには、大きな壁があると感じています。
私自身も感じてきたことなのでよく分かります。
でもそれ、よく考えたら「親なんだからこうすべき」、「それが当たり前」という無意識の思い込みが根底にあるんじゃないかと思うんです。
たとえば、ベビーシッターをお願いしたけど躊躇してしまう理由としてよくあるのはこの5つです。
- 子供に対する罪悪感
- トラブルや事故が怖い?他人に預けることへの不安
- 家に他人を上げることへの抵抗
- 子供が嫌がる
- 金銭的な余裕がない
ひとつずつ挙げて説明しますね。
【1】子供に対する罪悪感
「知らない人に預けると子供がかわいそう」、「一緒に過ごしてあげられなくて子供に申し訳ない」という気持ちが沸いてくる場合があります。
これは親としての本能で仕方ないことかもしれません。
そもそも、その罪悪感って実は「子供は親がみるべき」という固定観念が根底にあるのではないでしょうか。
子供が短時間、親以外の大人と一緒に過ごすことは本当にかわいそうなんでしょうか?
24時間一緒に過ごしてあげることがお子さんにとって一番幸せなんでしょうか。
家族以外の大人と接する機会を持つことで、社会性も育ち、違う観点から才能を伸ばしてもらえることにもなります。
子供にとって良い点もたくさんあるんですよ。
【2】トラブルや事故が怖い?他人に預けることへの不安
事故などの安全面での心配があって他の人に任せられないと思っていませんか?
サービスに登録してみるとシッターさんのプロフィールを確認できるので分かりますが、保育士資格保有者や保育園勤務経験者のシッターさんがすごく多いです。
資格はなくても、子育て経験があって今までたくさんのお子さんをお世話してきた方など、育児のプロばかりです。
はっきり言ってじいじやばあばに預けるより100倍安心だというのが私の考えです!
それどころか、報告書を読むと「食事の後、口の中に物が残っていないことを確認してから水を飲ませました」、「お昼寝中は○分おきに呼吸を確認しました」など、普段の私よりもかなり丁寧に注意深くお世話をしてくださっていることが分かります。
(もちろん、厳しい選考やしっかりとした事前研修を実施している、非常時の対応がマニュアル化されている、万が一のときの保険に加入しているなど、信頼のできるサービスを利用することが大前提です。)
それでも心配な場合は、事前に面談をしたり、後述する自分が在宅している間に子供を見てもらうという方法をとることもできますよ。
【3】家に他人を上げることへの抵抗
自分の不在時に、自分の家に人をあげるということに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
散らかっているので恥ずかしくて家に人をあげられない
家の中が散らかりすぎて人を呼べないというの、私もそうだったのですごく分かります。
シッターさんが来る日は、最初はそりゃもう必死で片付けをしましたが、最近はだんだん緩くなってきています。
なぜなら、「そんなの全然気にしてない」ことが分かったからです。
シッターさんはお仕事でたくさんのご家庭を訪問していて、いろいろな家を見てきています。
だから、このうちだらしないわ~なんてまったく思いませんし、むしろ掃除機がけなど簡単なお掃除をお願いできる場合もありますよ。
(子供の安全が確保されているタイミングでなど、条件はあります)
最初は勇気がいるかもしれませんが、散らかっていることが理由なら思い切って一度お願いしてみましょう。
プライバシー上入られたくない場所がある
入られたくない場所がある、貴重品などが不安と言っている人がいました。
しかし、シッターさんが指定された場所以外に入ることはありません。
引き出しを勝手に開けることもありません。
私は「冷蔵庫のヨーグルトを食べさせてください」などお願いすることもありますが、そうでなければ冷蔵庫さえも勝手に開けたりはしません。
また、私自身もベッドルームに入られるのは少し抵抗があるため、子供の寝かしつけをお願いするときは子供布団をリビングに敷き、そこで寝かせてもらうようお願いしています。
貴重品については、後で物が見つからなくなったときに疑ってしまうことを避けるため、最初から「現金を家に置かない」、「貴重品は出しっぱなしにせず決められた場所にしまっておく」など、最低限の配慮はしています。
鍵が掛けられる部屋であれば、鍵を掛けておくに越したことはありません。
また、私が最近利用しているベビーシッターサービスの「キッズライン」では、シッターさんに同意の上で監視カメラをつけることも許可されています。
これらは決してシッターさんに失礼な行為ではなく、お互いに嫌な思いをしないために必要な対応です。
プライバシーに関しては、依頼の仕方や工夫次第で何とでもなるものです。
【4】子供が嫌がる
ベビーシッターさんに子供を託して家を出るとき、特に小さい子はママと離れたくないと泣く場合があります。
我が子はシッターさんに見てもらうことに慣れてしまったので、新しい人でもすぐ仲良くなり笑顔でバイバイしてくれます。
でも、別れ際に子供に泣かれるような場合だと後ろ髪を引かれてしまいますよね。
「やっぱり私じゃないとダメなんだ。私がそばにいてあげないと」と思ってしまうかもしれません。
そりゃあ不安で泣くかもしれません。
でもママがいなくなると子供って意外と気持ちを切り替えるものなんですよ。
(保育園に預けているので経験済みです。先生の話だと、ちょっとメソメソしてもすぐに機嫌を直して遊び始めるんです。)
慣れないうちはずっと泣いている場合もあるかもしれません。
でもそこはプロのシッターさん。
そんなことも承知の上で来てくださっています。
うまく気をそらせてくれたり、遊びに誘ってくれたり、あの手この手であやしてくれます。
ママがいなくても大丈夫、なんとかなります。安心してお任せしましょう。
離れている間ずっと子供のことを心配していては預けた意味がないですからね。
【5】金銭的な余裕がない
少し前に比べたら、シッター料金は確実に下がってきています(キッズラインだと1時間1000円からあります)。
たまに利用するならそれほど大きな額ではありません。
出せない額ではないのに躊躇してしまうのはなぜでしょうか。
子供が生まれてからずっと子供だけを優先してきていませんか。
自分の楽しみのためにお金を使うことを後回しにしていませんか?
ベビーシッターの料金を出すことを、すごく贅沢なことだと思っていませんか?
まずはその思い込みを捨てましょう!
今までずっと子供のために頑張ってきたお母さん、たとえ周りがねぎらってくれなくても、いつも本当に良くがんばっていると思います。
息抜きのためにほんのひととき好きなことをして、子供は子供で楽しく過ごせる時間を作る。
そのための出費は浪費ではありません。
この金額は、短時間だと「こどもチャレンジ1ヶ月分」(数千円)、丸一日だと「くもんの月謝1教科分」(一万円弱)と考えてみてください。
子供にだったら躊躇せず出せる金額ではないでしょうか。
不安な場合は「いっしょに過ごす」
それでも、どーうしても心配なら外出しなくてもいいんです。
子供の様子が目に入るところでシッターさんに思いっきり遊んでもらっている傍らで、自分はこんなことができます。
- 普段はできない手の込んだお料理作りをする
- 作り置きを作る
- お昼寝する
- ひとりだけでゆっくりお風呂に入る
- 読書をする
- 趣味に没頭する
- 溜まっていた雑用を一気に片付ける
どうですか、これなら気軽に利用できそうではないですか。
それから、つわりや産後の疲労で子供の相手をするのがつらいときも、自分と子供と一緒に行動してもらうことで育児の負担が軽減されます。
たとえば、こんなことをお願いしてみてはどうでしょうか。
- 公園に連れて行ってもらって運動させてもらう
- 寝かしつけをしてもらう
- 読み聞かせなど、しんどくてやってあげられないことをやってもらう
- 子供と一緒にお菓子作りをしてもらう
- 通院や習い事送迎に同行してもらう
私自身の第二子妊娠中の悪阻が辛くて、子供が「遊んで~~~」と言ってきても「いましんどいからごめん」と付き合ってあげられないことがありました。
こんな時にもシッターさんに来てもらえばよかったです。
普段ママが十分に相手をしてあげられなくて淋しい思いをさせてしまっているお子さんも、シッターさんがその役を肩代わりしてくれたら(しかもママも一緒に)、お子さんもとってもハッピーですよね。
ベビーシッターを利用して想定外によかったこと3つ
私がベビーシッターを利用してみて、予想していたこと以外にもメリットがたくさんありました。
【1】育児のプロからのフィードバックがもらえる
私がベビーシッターを利用して一番良かったと思うのは、育児のプロからのフィードバックをもらえることです。
親って自分の子供のことをよく知っているようで分かっていないんです。
たくさんのお子さんをお世話してきたシッターさんから、その年齢の他のお子さんと比較した成長度合いの報告を受けることがあります。
たとえば、「○歳にしては手先が器用です」とか、「この歳の子と比べると集中力がありますね」と言われてへえそうなの?と意外に感じることがありました。
自分の子しかお世話してないから、そういう子供の個性に気がつきにくいんですよね。
また、自分がいない間の子供の行動について報告でも、普段は見られない子供の意外な一面を知って驚くことがあります。
私が2歳のあーすけについて言われて意外だったのは「感情を表に出さずに我慢してしまうタイプ」ということ。
私と一緒のときは感情出しまくりなんですけどね。
子供って小さくても親以外の相手に対してはよそ行きの顔があるんですよね。
お昼寝から目が覚めたとき、淋しくなってしまって泣きたかったけどぐっとこらえたそうなんですね。
我慢しなくていいんだよ、と伝えたら「わーん」と泣き出したんですって。
子供を良く見ていてさすがプロだと感心しました。
それと同時に感情の変化をくみ取って対応してくださったことに感謝しました。
そういう報告をしてもらいながら、流れで育児の相談に乗ってもらうこともあります。
すごく適切なアドバイスをしてくださることがあり、そういう面でも頼りにしています。
【2】いつでもお願いできる安心感
一度お願いして信頼できると感じたら、お互いに勝手がわかっているので2回目からは予定を合わせるだけで依頼がスムーズです。
今後急に保育をお願いしたい状況が発生したと想定して、「あの人ならお願いできるかな」と依頼先として頭に浮かぶシッターさんが何人か確保できているといざというときに助かります。
何かあっても信頼してお任せできるシッターさんがいるという安心感があります。
そんなに頻繁に利用する予定がなくても、緊急時のためにベビーシッターを利用しておくととても安心です。
【3】遊びのバリエーションが広がる
シッターさんが年齢に合った簡単な遊び道具を持参してくださることがあります。
たとえば年長のりぃ子の場合は折り紙や塗り絵、シール作りなどがいつも楽しみなようです。
私にとっても、保育終了時にシッターさんと作ったものや一緒に描いた絵を見せてもらうのが楽しみです。
私があまり得意でない折り紙も、シッターさんに教えてもらいながら挑戦して覚えました。
シッターさんの帰宅後も熱中して折り続けていました。
私にも折り方を教えてくれたりと家での遊びのバリエーションも広がっています。
お散歩に連れて行ってもらったときも、私とだとマンネリ化してしまうようないつもの公園でじっくり遊びに付き合ってもらいました。
難しい遊具にも挑戦して大満足の表情で帰ってきましたよ。
まずは最初の1回を利用してみましょう
私の経験談をいろいろ書いてきましたが、これを読んでベビーシッターを利用してみようかな、と思ってもらえると嬉しいです。
世の中のお父さんお母さんたちは、もっとベビーシッターを積極的に利用するべきだと思うんです。
用事があって見てもらえる人がいないからという消極的な理由だけではもったいないです。
育児の辛さが軽減されたり、夫婦の時間を作れたり、良いことがたくさんです。
少し離れてリフレッシュできるからこそ、余裕を取り戻し、家に戻ったときに子供に優しく接することができますよ。
私はいつも、「いい子でお留守番してくれてありがとう。お母さんとても楽しかったよ」と伝えてぎゅっと抱きしめています。
子供にも感謝の気持ちが沸いてとても愛おしく感じる瞬間です。
子供に1日中つきっきりで、散らかった部屋で家事もままならず、イライラしながらあれもできないこれもできないと悶々とした生活をちょっと離れてみましょう。
お互いに楽しい時間を過ごせると思いませんか。
子供最優先ではなく自分の人生を生きるため、そして子育てを楽しむためにもベビーシッターの利用をお勧めします♪
おすすめのサービスは「キッズライン」
いろいろな会社のベビーシッターサービスを試してきた私のイチオシは「キッズライン」です。
このサービスは数年前に登場したのですが、一気に利用者が増えて今までのベビーシッターサービスの概念が変わりました。
入会金不要で時給1,000円から利用でき、自分でシッターさんを選べるという画期的なサービスで、世間的にもベビーシッターがかなり利用しやすくなりました。
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たとえば、日々の生活でこんな気持ちになったことはありませんか?