小さなお子さんのいるお母さん、お子さんに性教育をしたいと思っていますか?
ある日突然、「ママ、フェ●●●ってなに?」と子どもに無邪気に聞かれたら、どう答えますか?
子どもに初めて彼氏・彼女ができたら、自分や相手を大切にすることや避妊のこと、親としてどのように伝えますか?
もし、このようなデリケートな話題について、子どもにどのように伝えるかわからないというお母さんには、のじまなみさんの本がとても参考になります。
子どもがまだ小さいから、うちはもう少し先でいいや、と思いますか?
実は性教育のスタートは早い方がいいんです。
私は現在6歳の長女りぃ子が2~3歳くらいから、生理についてや赤ちゃんがどうやって生まれてくるかなど、自分なりの言葉で伝えてきましたが、年齢が上がるにつれ自己流で教えることの限界を感じ始めました。
ちょうどそんなとき「パンツの教室」主催ののじまなみさんがお母さんのための性教育講座を開かれていたため、初級・中級講座を受講しました。
それ以降、父親も巻き込んで子ども達と楽しく性の話しをしています。
そして、先頃のじまなみさんが性教育についての本を出版されたため、すぐに購入しました。
この本、なんとも強烈なタイトルで、本屋さんで手に取るのは戸惑ってしまうかもしれませんね。

こんな方に向けて書いてます
- 子どもを性犯罪から守りたいけど、どうやって教えればいいのかわからない
- 子どもに突然、赤ちゃんはどうやってできるか聞かれて慌ててしまったことがある
- 男子の思春期、その時期が来たらどう接すればいいのかわからない
- うちは娘だから、女として生理など自分が経験してきたことだからちゃんと伝えられると思っている
※アダルトサイト認定されることを避けるため、一部伏せ字にしています。
この記事の目次
家庭での性教育の現状
今回この記事を書くに当たって、親から子どもへの性教育についてどう考えられているかを知りたかったので、Twitterでアンケートを行いました。
【拡散希望】
性教育についてのブログ記事を書きたいため、ご協力お願いします。
小さいお子さん(3歳くらいから)に自分が親として性教育をすることに抵抗はありますか?
その場合の理由は何ですか?#性教育 #ママ— モモシロ (@totovito) 2018年12月21日
回答数は16票と、思っていたより少なかったです。
以前別のアンケートを取ったときは300票近い回答があったので、やはり性に関する話題は、RTも回答するのでさえも躊躇してしまうほどタブー視されているのではないかと感じました。
上の3つまでの選択肢は、実は私も性教育講座を受けるまで不安に思っていたことなんです。

悩まなくてもだいじょうぶ!!! これらに対する答えは全部本に書いてあります。 ただ、教え方やタイミングが大事なんです。 アンケートで一番回答の多かった「外で触れ回らないか」について少し書きますと、子どもはプライベートゾーンが自分だけの大切な場所であることを理解すれば、それをふざけたりちゃかしたりするべきではないとわかります。 きちんと説明すれば、このことは外では話してはいけないことだと理解し、触れ回るようなことはしませんよ。 その伝え方もちゃんと説明されているので安心してくださいね。 上のりぃ子は不妊治療の末授かりました。 望んで不妊治療をしてりぃ子に会えたのだから、そのことに対して後悔や恥ずかしい思いは一切ありませんが、 「私はそういうのは(自然じゃないから)イヤだな」 という友人の何気ない言葉にひそかに傷ついたこともありました。 そして良く思わない人もいるから、不妊治療のことは積極的には人には話さないようにしようと心に決めました。 しかし、このようなデリケートな問題について、当事者であるりぃ子にはどのように話そうかというのはずっと引っかかっていました。 最初は自己流の性教育もそれなりに上手くいっていました。 話しの流れで、時々 「りぃ子はママのおまたの穴から出てきたんだよ」 「でもね、お腹を切って生まれてくる子もいるんだよ」 と伝えると 「ふーん、そうなんだー」 と素直に受け入れているようでした。 しかし、ある日のこと。 りぃ子が、たぶん4歳くらいのときのことでしょうか。 「お父さんのおちんには赤ちゃんの種が入っていて、お母さんのお腹のタマゴの中に入ると赤ちゃんの素ができるんだよ」 と話すと、、、 「じゃあどうやってその2つはくっつくの?」 と聞いてきたのです。 それって、ごくごく自然な疑問ですよね。 でもその時の私は動揺してしまい、、、 「それは、、、、まあ今はまだ知らなくてもいいかな」 ととっさに答えてしまったのです。 性の知識をきちんと伝えたいと意気込んでいたのにもかかわらずですよ! そんな自分にショックを受けつつ、でもどうやって伝えればいいのか、、、 とジレンマに陥ってしまいました。 そして、性教育についてはできれば学校にお任せしたいと、消極的な方向に変わっていきました。 下に男の子が生まれたこともあり、将来息子の部屋からエロ本がみつかったらどう反応すべきか、万が一自慰行為に遭遇してしまったら、と気が早くも心配でたまらなくなったり、彼女ができたときに「その子のことを大切にしなくてはいけない」ことをどう伝えればいいかなど、もんもんと悩み始めました。 そんなときにのじまなみさんが主催する「パンツの教室」という協会の存在を知り、まずはのじまさんのメルマガを購読し始めました。 のじまさんはご自身のお父様から、小さい頃から熱心な性教育を受けて育ちました。 元泌尿器科のナースとしてたくさんのお母さんから子どもの性についての相談に乗ってきたという経験から、性教育や命の大切さを子どもに伝えるための講座を始めたそうなんです。 メルマガを読み進めていくうちに、直接講座を受けることが近道ではないかと考えていたところ、のじまなみ先生が直々に一般向けに講座をするのが最後になると知り、その最後の講座に申し込みました。 (現在は弟子のインストラクターさんたちが講座を開講しています。) 実際に参加した講座には100人以上のお母さんたちが参加していました。 そして、最も衝撃だったことは、会場にいる全員で先生に続いて 「クリ●リス!クリ●リス!」 と何度も大きな声で復唱させられたことです( ̄∇ ̄) なんと言うところに来てしまったんだろうと思いましたが、これにはちゃんと理由があるんです(講座に出れば分かります)。 もちろんそれだけじゃありません。 初級編では について分かりやすく教えてもらい、大変役に立ちました。 のじまなみ先生は3人のお子さん(全員女の子)に小さい頃から性教育をしており、そのかわいらしいエピソードや、小学校高学年になった長女ちゃんがどのように性を捉えているかのエピソードを織り交ぜつつ、あっという間の1日でした。 中には、子どもにこんなことまで話していいの?と驚いたり、現在の子どもたちを取り囲む悲鳴を上げてしまうような性環境の実情を教えてもらいました。 中級編では、 と盛りだくさんでした。 特に、女の子に関しては自分の経験からいろいろ話せるわ~と考えていた私でしたが、その考えは甘かったことに気がつきました。 ブラジャーのデビューは段階的に行わないと子どもが拒否反応を示す可能性があること、生理についても、親が事前にリードしてあげる必要があることを学びました。 これは目から鱗でした。 さらに男の子については母親としては反対の性別なのでわからないことだらけ。 マザコンにさせずに母親のほうから上手に子離れする方法や、 思春期に入ったら適度な距離を保ちつつ、良好な関係を築く方法についての説明は、知ることができてよかったと思うものばかりでした。 講座の中では、私と同じように不妊治療を経て妊娠したことに負い目を感じているお母さんがいました。 「辛い思いをしてまで授かった命。どんな生まれ方をしようと命の重さに関係ない!」 と力強く言い切ってくれたのじまなみ先生。 その言葉にお母さんも救われたようで、ご本人も聞いていた他の受講生も、涙が止まらない状況になり、会場が涙、涙、涙。 私自身も、下の子が生まれて上のりぃ子との関係がうまくいかなくなり、悩んでいた時期でした。 講座でもらったテキストを持ち帰り、あなたがこうやって生まれてきたのも奇跡なんだよ、と説明していると、りぃ子を愛おしいと思う気持ちが蘇ってきて、胸がいっぱいになったのを覚えています。 これだけでも、受講してよかったと思える瞬間でした。 初級講座を受けてから中級講座までの間に数日あったのですが、その間に私自身に意識の変化が生まれていることに気がつきました。 それは、 どうしてあんなにかたくなに性の話をタブー視していたんだろう。 大切な身体のことなのに、どうして子どもに知られちゃいけないように感じていたんだろう。 ということ。 無意識に避けていた性のことを、躊躇することなく子どもに話せるようになりました。 だって隠す理由がないから(もちろん、話したくないプライベートなことは聞かれても答える必要はありません)。 そして中級講座を受けて確信しました。 それは私が、性教育を受けてこなかったから、何気なくお母さんに聞いたことで、お母さんを困らせてしまい、「ああこれは言ってはいけないことなんだ」と思い込んで避けてきたからじゃないかと。 今となってはわかります。 それは全部、私がおかしいのでも私が悪いんじゃないってことも、今なら分かります。 そしてね、自分の娘にはこんな思いは絶対に絶対に絶対にさせたくない。 何かあったら絶対に話して欲しいし相談してほしい。 その前に、これはおかしいことだからと危険を察知して回避する能力をつけて欲しい、そう感じました。 そのためには、ちゃんと性の知識をつけさせなくてはいけない。 普段からいつでも話せる環境を作っておかなくちゃいけないのだと実感しました。 もうのじまなみ先生が直接講座を開講することはないそうなのですが、全国にインストラクターがいて同じ内容の講座を受けることができます。 のじまなみ先生の本が発売されると知って、さっそく読んでみました。 いやもうこれはすごいと思いました。 講座を受けていた私はもちろんほとんど知っている内容だったのですが、私が何万円も払って受けた講座の内容が、ぎゅっと凝縮されて惜しみなく詰め込まれていたのです。 上に書いたような講座の内容がほとんど網羅されています。 細かく知りたい場合はやはり講座を受けるのがおすすめですが、まずはこの本を読むだけでも、家庭での性教育がぐっと実践しやすくなります! 講座は母親向けなんですが、本だと父親に読んでもらえるのもいいですね。 私がりぃ子の質問にちゃんと答えられなくて停滞してしまっていた我が家での性教育。 講座を受けた後から、早速教えてもらったことを実践しています。 それまでは、上のりぃ子に自分なりに性の話しをしていましたが、今では下の子にも声がけを始め、教えてもらったことを夫にも伝えて情報共有しています。 2歳のあーすけに対しては、特にいま役立っているのはおちんちんケア。 最近はお風呂で洗うときに、自分で上手にむけるようになってきました。 ムキムキするのはお風呂でだけ、手をキレイに洗ってからだよ、と伝えています。 おむつ替えやお風呂上がりに裸ん坊でいるときは、恥ずかしいよ~と言うと手で隠したり、すぐ服を着てくれるように。 どんなに小さくても、人前で裸を見せるのは良くないこと、人の大事なところを見たり触ったりしてはいけないということもキチンと理解しているようです。 【追記】息子は3歳になりました。 性教育の効果が出ているようですよ。 肝心の「赤ちゃんの種と卵はどうやって出会うのか」、そして「自分は不妊治療を経てどのように受精卵になったか」という、部分については、講座受講後はきちんとりぃ子に説明することができました。 講座で配布されたテキストの絵を見せながら説明したので伝わりやすかったみたいです。 命の誕生についての話は目をキラキラと輝かせて聞いてくれて、伝える私も嬉しくなりました。 講座や本でも紹介されている「性教育カード」というものがあるのですが、それを購入して一緒にカードゲームをすることで、男女の「性交」について自然に受け入れることができたようです。 冒頭でのお父さんの赤ちゃんの種とお母さんのお腹の卵がどうやって出会うか、という素朴な疑問についても、カードで遊んでいる中で、自然と理解するようにできている優れもののカードです。 また、りぃ子は小学校に入学するのでひとりで外を歩くことも増えるため、防犯についてもしっかり話しをしました。 忘れないように、何度も、繰り返し話すようにしています。 このように接していくうちに、性教育の成果を実感した出来事がありました。 りぃ子のパンツに何日間かおりものがついたことがあり、調べたところ「外陰膣炎」の可能性がありました。 清潔にすると自然に治ることもあるとあったので、キレイに洗うように伝えて様子をみていたら自然に症状が治まりました。 このとき、りぃ子はそれがおりもであるとちゃんとわかったので、私に教えてくれました。 自分の身体の変化に不安を感じながらも、誰にも聞けずに悩むことのないよう、「教えてくれてありがとう。これからも何かあったら話してね」と伝えました。 りぃ子に怒ってばかりの毎日、言うことを聞かなかったり反抗ばかりして、正直りぃ子をかわいいと思えない時もありました。 それが、性の話しを通して「あなたはこんな風に生まれてきたんだよ」、「ママはあなたに会いたくて会いたくて、やっと会えて、とても嬉しかったんだよ」と伝えることで、りぃ子も「私は愛されている」と実感したように思います。 どんなに怒っているときも、ケンカしても、何があってもあなたのことを絶対に愛している。 そう伝えることで、2人の間にふたたび、信頼関係を築くことができたと感じています。 私も、りぃ子が生まれてきたときの気持ちを思いだし、りぃ子に感謝の気持ちがわいてきました。 ギスギスしていた関係もだいぶ良くなりました。 ぶつかることはあっても、子育てに自信をなくすことはありません。 そしてこの大切な存在を守るため、これからも、何度でも、繰り返し性の話しを伝えていくつもりでいます。 この記事を読んで、少しでも我が子に性教育をしてみようかな、と思って頂けると嬉しいです。 経験してみての私のメッセージは、 ということです。 是非お子さんと楽しく、命の話=性の話を通して、愛情を深め合って欲しいと思います。 パンツの教室の講座に感銘を受けた私は、自分の子どもだけじゃなく他の子も守りたい!この考えをたくさんの人に広めたい!と思うようになりました。 私は協会とは無関係ですが、このような理由から、今回ののじまさんの本の発売をきっかけにこの記事を書かせて頂きました。 最後に、「パンツの教室協会」に書かれているのじまなみさんの言葉を引用させていただきます。 今の子ども達は、感覚的に情報社会にアクセスできる。 命のスタートであるセックス。 それなのに命そのものが卑猥なものとして だからこそ、 お母さんの『性』=『恥ずかしい』というイメージが変われば 命を生み出すものとして 子どもに伝えることができます。 また 妊娠、中絶、犯罪など悲しい思いや危険な目にあう機会が 命の素晴らしさを教えてもらった子は自分の命を粗末に扱わない 愛されてると教えてもらった子は わたしたちは、性教育は子どもの未来を守るものとして 引用元: https://pantsu-kyoshitsu.com/ 性教育が当たり前のこととして世の中に浸透し、性の被害にあったり、性犯罪の当事者になってしまう子どもが減り、子どもたちが当たり前のように自分を大切にし、自分と同じように人を大切にできるようになることが私の願いです。
どうやって教える?私が「パンツの教室」の性教育講座を受けるまで
不妊治療のこと
自己流性教育
パンツの教室って?性教育講座の衝撃
パンツの教室との出会い
のじまなみ先生による性教育講座の衝撃
涙涙、パンツの教室中級講座
パンツの教室の講座を受けての気づき
パンツの教室の講座は全国で受けられます
書籍「お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!」(のじまなみ)はすごい!
パンツの教室での性教育の実践と良かったこと
2歳男児の場合
ときどきふざけてチンを出したりして喜んでいます。
もう少し大きくなったら、別のアプローチで話しをしていくつもりでいます。
あいかわらず下ネタでおふざけをしてしまいますが、外では絶対やりません!
スイミングスクールのロッカーでも、着替えの時に恥ずかしくてしっかり前を隠します。6歳女児の場合
パンツの教室の性教育をして一番良かったこと
最後に~性教育は愛と命の教育~
3歳くらいの子どもでも簡単に情報が入ってきてしまう。
きちんと親の口から、
性は 命、愛、身を
守るものだとして
きちんと性を伝えていってほしい。
自分を大切な存在として
相手をいたわることとして
グンと減らせます。
他人を大切にできる子に育つ。
とにかく明るく伝えております。
ご安心ください!
本を読めば、今後直面するであろう性について子どもにどう伝えていくかや、なぜ性教育が必要なのか、命の大切さを伝える重要性を理解できます。
そして、ご家庭でお子さんに性教育を始めたくなることでしょう。