自営業で子供を見ながら仕事をしている親御さん
どう考えてもハードモードすぎませんか?
コロナで外出自粛になり、基本的に保育園・幼稚園・小中高の学校、学童保育もお休みになりましたが、家にいながら仕事をしなくてはいけない状況って本当に大変ですよね。

しかし朗報です!
指定の企業に勤務している家庭でのみ利用できた内閣府ベビーシッター割引券が、個人で仕事をしている自営業者やフリーランスも対象になりました!
テレワークなど在宅勤務でも利用できます。
この記事ではフリーランスや自営業者が利用できるようになった内閣府ベビーシッター割引券の内容と、利用方法について説明します。
こんな方に向けて書いてます
- 子供の小学校が休校になった!または保育園が休園になった自営業・フリーランスの方!
- 自宅で子供を見ながら仕事をしなくてはならない
- 仕事のために外出しなくてはならない
- 子供を見てくれる人がいない
※この記事は2020年に執筆したものですが2021年9月現在も割引制度は継続しています。最新の情報は以下をご確認ください。
※2022年3月で終了※【新型コロナ関連】令和3年度「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」特例措置 継続決定のお知らせ
内閣府ベビーシッター割引券って?

内閣府のベビーシッター割引制度は、本来はベビーシッター派遣事業を導入している企業の従業員のみが利用できるベビーシッターの割引き制度でした。
それが、新型コロナウイルスによる休校・休園特例措置として、3月に利用枚数の制限が緩和され、自営業・フリーランスも利用できることになりました。
さらに、割引を受けた額については、所得税法上、非課税所得となることが決定したんです!

やった!会社員だけじゃなく個人事業主でも割引きを受けられるように!

フリーランスって何かって言うと扱いが良くないんですよ。
仕事のためにベビーシッターさんを利用しても経費にならないし、保育園入園の基準も、自営業やフリーランスは会社員より点数が低くなる自治体が多いんです。
内閣府のベビーシッター割引券の特例措置も、該当企業に勤務している方のみが対象でした。
ところがですよ!
2020年4月から自営業・フリーランス(個人事業主)についても適用されるようになったんです。
いくら割引きになるの?
割引券1枚当たり2,200円の割引きとなり、特別措置については子供1人につき1日5枚利用できます。
つまり、子供2人の場合は合わせて10枚となります。
1ヶ月の利用制限は120枚/家庭です。
つまり、1ヶ月で最大26万4,000円の補助を受けられるんです。
内閣府ベビーシッター割引券を使えるのはどんな人?

今回のケースでは、テレワーク(在宅)でも利用可能ですが、利用にはさまざまな条件があります。
まず、お子さんの小学校・保育園が新型コロナウイルスによる休校・休園となっている対象企業の従業員、または個人で仕事をしている自営業・フリーランスで、かつ以下の条件を満たした家庭です。
- お子さんが幼児または小学校3年生まで
- 配偶者が仕事をしていたり、ひとり親であったりして、ベビーシッターを利用しないと働き続けられない
- 指定のベビーシッター事業者を利用すること
- 利用期間は4月1日~6月30日
この対象でない場合は割引きを受けられませんので、内閣府の利用条件をしっかりと確認してください。
割引きの適用になるベビーシッターサービス提供者

ベビーシッター事業者は、どこを利用してもOKというわけではありません。
必ず指定を受けた事業者のサービスを利用する必要があります。
対象となる事業者は、全国保育サービスのサイトに掲載されています。
マッチングサービスも利用可(その1:キッズライン)
私も長らく愛用しているキッズラインも対象になっています。
キッズラインは、他の派遣事業者とは違って、ベビーシッターのマッチングサービスとなります。
そのため、キッズラインではすべてのベビーシッターさんが割引券の対象になるわけではありません。
内閣府のプロフィールで「内閣府補助対象」となっているベビーシッターさんに限って割引きを受けられますので注意しましょう。
検索条件で「内閣府補助対象」のシッターさんを絞り込むことができます。

該当するシッターさんのプロフィールにも、「内閣府補助対象」と記載されています。

キッズラインの紹介リンクからクーポンコード「kids_0870205664」で登録すると、初回利用が引きになります
マッチングサービスも利用可(その2:キズナシッター)
もう1つ、キズナシッターというマッチングサービスも対象となっています。
登録ベビーシッターは保育士/看護師/幼稚園教諭の国家資格を持っていることが特徴です。
キッズラインよりも登録者数は少なめな印象です。
キズナシッターではアプリからの検索・予約が可能です。
検索で絞り込むことはできないのですが、各シッターさんのプロフィールページに「内閣府補助対象」と記載されています。

内閣府割引券の申請方法

それでは、ベビーシッター割引券の具体的な申請方法を説明していきます。

対象企業の従業員と、自営業・フリーランスは申請先が異なるのでご注意ください。
自営業・フリーランスの割引券の申請方法
まずは、自営業・フリーランスの方ですが、とりまとめをしている「フリーランス協会」経由で申請する必要があります。
そのためには、まずはフリーランス協会の無料会員として登録し、そこから割引券を申請します。
余談ですが、今回、このベビーシッター割引制度が個人事業主にも適用されるようになったのは、このフリーランス協会の働きかけがあったからなんですよ。
私は以前からこのフリーランス協会の有料会員になっています。

会社員の割引券の申請方法
対象企業の従業員の方は、それぞれの勤務先から内閣府ベビーシッター割引券を配布してもらい、それを利用します。
詳しくはお勤め先にご確認ください。
内閣府ベビーシッター割引券利用にあたっての注意点

予約が取りにくくなっている
私もこの割引券を利用しようと、ベビーシッターさんを探しましたがすぐに見つけることができず非常に苦労しました。
テレワークで需要が急増しているせいか、特に平日は予約が殺到している状態です。
感染予防のため、活度自粛をしているシッターさんもいますし、何人にも断られ続けてやっと見つけることができました。
必要な日時が決まったら、早めにシッターさん探しをすることをおすすめします。
私はキッズラインとキズナシッターを併用して探しました。
依頼者側も健康管理を万全に
先日、この割引券を利用したシッター依頼をしたのですが、いらした方はかなり気を遣って接してくださっていると感じました。
シッターさん自身が健康に気を配り、体温測定などをされていましたが、依頼する親や子供も、体調が悪いときは利用を控えるなどお互いに普段以上に気を配る必要があると思いました。
シッターさんから子供への感染が心配な場合は、シッターさんのサポート以外の過ごし方や他のお仕事を確認したり、
公共の交通機関を利用しないで来られるよう、自宅から近いシッターさんを探すことをおすすめします。
また、我が家はアルコールスプレー常時使ってもらうようにお願いしました。
最後に
子供と家で過ごしながら仕事をするのはかなりハードです。
シッターさんにお願いしている間集中して仕事をすることで、時間的な余裕もできました。
また、子供が日常的にデジタル漬けになっていることを懸念していたのですが、シッター時間だけでもテレビ・ゲームから距離を置くことができました。
子供も私以外の大人と過ごしたり、お散歩に連れて行ってもらったことで気分転換になったようです。
親御さん自身も仕事に集中できますし、メリットはたくさんあると感じました。
うまく利用して、この時期を乗り切りたいですね。
※2022年3月で終了※【新型コロナ関連】令和3年度「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」特例措置 継続決定のお知らせ